こぎん刺しの模様とは?

◆こぎん刺しの模様の定義ってなんだっけ?
 SNS等で現代的な模様が溢れるようになり、感覚的なものですが、これもこぎん刺しの分類?と思うことが増えました。そこで80年以上「こぎん」について研究や制作をされている弘前こぎん研究所(社名としては1962年から使用されているそうです)のHPを訪問してみました。弘前こぎん研究所のHPには以下のように書かれています 。
 「津軽こぎん刺しについて」・・こぎん刺しの基礎模様は「モドコ」と呼ばれ、現在40種類ほど存在します。これらを巧みに組み合わせることで、より大きく美しい幾何学模様が生み出されます。

 

「モドコ」を尊ぶ
 40種類ほどの基礎模様を巧みに組み合わせることで幾何学模様が生み出される、とてもわかりやすいですね。伝統的なこぎん刺しと最近見かける「オリジナル模様」でこぎん刺し模様の共通項にずれが生じているように思います。伝統が伝統である限り、こぎん刺しが揺らぐことはないと思いますが、自分のこぎんにおいては、「モドコ」を大切にしていきたいと改めて思いました。そして、一段ずつ刺し埋める中で生まれてくる表現を今後も楽しんでいきたいと思いました。

幾何学的模様・・・直線と曲線によって構成された抽象的な模様(大辞泉)

 
 引用

 弘前こぎん研究所,「津軽こぎん刺しについて」,https://tsugaru-kogin.jp/about-kogin ,2022519日)

 

※今回の画像は、兄が家庭科の授業で制作した小銭入れで、私がこぎん刺しの模様に面白さを覚えた作品の一つです。