恐竜とこぎん刺し 

◆恐竜を楽しむ感覚でこぎん刺しを楽しむ
 どうして伝統模様が楽しいのか?ふとした時に考えているのですが、息子の恐竜愛と似ているのかも?と最近気が付きました。
 こぎん刺しの伝統模様は既に完結していて、完結した美しさがある。恐竜も進化の先に現在の鳥がいますが、恐竜として完結した美しさに息子は魅力を感じ、図鑑などで知る情報に心を躍らせている。息子が恐竜のおもちゃで遊ぶように、私はこぎん刺しの伝統模様を好き勝手組み合わせたり、好きな色にして遊んでいるのだろうな、と、息子を見て思うのでした。
 存在そのものが魅力的で、まだ知らない発見がありそうで、見れば見るほど(刺せば刺すほど)、知れば知るほどに益々楽しくなっていく。こぎん刺しの伝統模様はこぎん刺しのオリジンなのである。

◆「オリジナル」の主張よりも「伝統模様でないこと」を知らせてみては
 もちろん、こぎん刺しの模様を創作をしたり、恐竜を創作をすることは自由ですが、それは進化ではなく別のもの、創作した異なる次元のものだと感じています。時々「これはオリジナル模様なので模倣禁止です」とか、「オリジナル模様」というのを見かけますね。作家が一生懸命生み出したものですのでその言葉は伝えておきたいと思いますが、伝統模様を楽しみたい私にとって、「これはオリジナル模様であって伝統模様ではないので、伝統模様を楽しみたい方はご注意ください」と表現してくれたらな、と思ったりします。

◆絶滅してもなお強い
 伝統模様の組み合わせ遊びに、子どものブロック遊びのような無限性を感じ、強いなぁすごいなぁと思うのですが、恐竜も絶滅してなお強いなぁと感じます。その存在が忘れ去られることはなく、むしろもっと知りたいと研究され続け、その存在そのものを尊いと思われている。
 今回のブログはちょっと意味がわからないかも知れませんが、さとの坊の今後の活動には良い気付きでしたので、ここに残しておこうと思います。

 

Satonobou

 

 写真はキット⑨の図案を使用して作ったペンケースです。ペンを入れるには幅が足りませんでしたが。。