新作ブックカバーキット

◆新作ブックカバーキット
 7月の一時帰国期間には、過去のキットの一部、そして新作のブックカバーキットを販売予定です。ブックカバーキットはこれまでにも販売してきましたが、総刺しの作品は今回が初めてです。これまでは模様ごとに色を分け、平面ながら立体感を感じる楽しみを含ませてきましたが、見本作品は糸1色にしています。もちろんカラフルにアレンジしていただき、私が表現できなかったブックカバーの色の魅力を共有いただければ大変ありがたいです。
 販売はminne(リンクはこちら)を予定しています。当サイトでの販売準備が難しく一部のお客様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。

◆キット紹介
 様々な模様を楽しめる総刺しのこぎん刺しブックカバーです。
完成した時の喜び、手にした時の喜び、経年美化していく喜び、大切な本を大切にする喜び、こぎん刺しのブックカバー制作を通して、楽しさと喜びを味わっていただければと思います。サイズ調整可能な仕様になっております。本にピッタリ合わせる仕様のものは来年販売できるよう準備したいと考えております。
 こちらを検討されておるすべての方が様々な人生背景をお持ちかと思います。使用の模様で心地よくないものがあれば、自由に置き換えて下さい。

・販売サイズ:3種類
①A6判 文庫本カバー:出来上がり寸法 約16cm×31cm (厚さ1~3cmを想定)
②新書判 新書カバー:出来上がり寸法 約18cm×32cm (厚さ1~2cmを想定)
③四六判 単行本ハードカバー:出来上がり寸法 約20.4cm×40.5cm (厚さ2~4cmを想定)
※寸法はサイズ調整側を広げた状態で端から端まで測定した長さです。

・販売種類:3種類
①フルセット (説明書、図案、こぎん布、こぎん針、こぎん糸、裏布、接着芯2枚、綾テープ)
②糸なし (説明書、図案、こぎん布、裏布、接着芯2枚、綾テープ)
③布のみ (説明書、図案、こぎん布)

・セット内容
お届けする材料はご購入キットにより異なりますが、下記が詳細です。
①説明書:5枚を予定
1.文章での材料や作り方説明
2.図での全体図や仕立てポイント解説
3~4.写真での仕立て方法や解説
5.図案に関する説明

②図案:下記の形式です

③こぎん布:こぎんドゥエルまたはTsugaru

④こぎん針:オリムパス
今回の布は、経糸の割れを防いだり、表面の糊に対しての力加減と進めやすさから、先端の丸みの強いオリムパスのこぎん針やつきやこぎん針を推奨しています。使い慣れた物でもちろん構いませんが、刺し比べをした結果の一言としてご理解ください。

⑤こぎん糸
1. 津軽こぎん糸 (布はこぎんドゥエル)
2. つきや こぎん糸 (布はこぎんドゥエル)
3. つきや こぎん糸 (布はこぎんドゥエル)
4. 手仕事ファンこぎん糸 (布はTsugaru)
5. つきや こぎん糸 (布はTsugaru)
※①の見本の布はドゥエルではありませんが、今回はドゥエルの同色をセットにします。刺し心地は検証済みですのでご安心ください。

※こぎん糸の必要量は、おおかた決まっていますが、刺し方や刺し手により実際の使用量は異なります。海外在住につき糸不足時の対応に時間がかかるため、必要量よりもかなり多めにお入れします。余った場合の返金はできかねますので、どうぞご理解のうえお手続きください。
※材料に価格差があるたため、選択肢によって追加料金を設定しております。

⑥裏布
コットンリネン。色を選べないよ、という方はおまかせください。

⑦接着芯
こぎん布と裏布に2枚お送りします。好みでない方は個人の判断で使用しなくてもいいのですが、接着芯を貼ることで張りが出て布がしっかりし、本の出し入れがスムーズになりますので使用をおすすめします。

⑧綾テープ
20mm幅。柔らかさがちょうどよく、配色面でも楽しんでいただけます。

 

◆ご用意いただくもの
ご購入内容に応じてご用意ください。例)フルセットご購入の場合:アイロン、裁縫道具、ミシン(針と糸は厚地用を推奨)など。
※手縫いでの試作をしておりませんが、手縫いでも仕立てられると思います。

◆難易度:初級〜(糸始末や糸こきがわかる方向け)
初級の方でも根気があれば問題なくお作りいただけます。初めに使用するモドコを刺しておくと安心して進められると思います。
仕立てに関しては専門用語は極力使わず、必要な情報をしっかり盛り込んだ説明書になりました。針仕事に慣れていない方でも問題なく完成できると思います。
また、1段ずつの長さに糸を切って1段ずつ刺すと、糸始末は多くなりますが誤りがあった場合に直す方は(間違いも魅力のうちですが)精神的なダメージがかなり軽減されます。

 
上の写真は仕立てについての説明書に使用している写真の一つです。仕立ての苦手な私が試作時につまづいた箇所や気をつけたいポイントを20枚ほどの写真とともに解説しています。

◆注意
糸の不足時、海外からの対応となり時間がかかるため、こぎん糸は必要量よりも多めにお入れします。(ロットは揃えます)また、糸が余る方が多いかと思いますが、ご理解いただきますようお願いいたします。
モニターの違いにより実物と糸みの差異が生じることをご了承の上お手続きください。
こぎん糸は同ロット内で手配しますが、ロットにより色味が写真と異なる可能性があることをご了承の上お手続きください。
キットの複製やキットの転売はご遠慮ください。



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