6月からのminne販売

◆6月5日よりminneは基本休みになります
 ようやく休業開始日を決めました。6月5日から長期間(未定)minneの販売は休業となります。ただし販売期間を設けます。詳細はこれから考えますが、おそらく1〜2ヶ月に1度、1週間ほど販売期間を作ると思います。
 また、こちらのSatonobouショップは休業しませんので、引き続きご活用ください。自己研鑽に集中する等の目的のため、既にキットとして梱包済みのもの等、販売内容は限られます。 

◆休みを決めたきっかけ

 ざっくり言うと、制作時間を確保して挑戦・成長するためです。こぎん刺しを始めて10年弱、会社員で言えば中堅の頃、このままだと惰性で続け、より良いものを生み出せない人になるんじゃないかなと考えるようになりました。こぎん刺しは、刺せば刺すほどひらめきがあり、次はこうしてみようかな、こうしたらどうなるんだろうの連続です。
 キットを通して一緒に楽しんでくださるお客さまとのやりとりが、さとの坊の活動を支えています。そして、積極的に質問してくださる方や、積極的にリクエストを出してくださる方の言葉は自分が想像できなかった表現を引き出してくれる、とても有り難い存在です。これからもそんなみなさまにとって、面白そう、と思っていただけるこぎん刺し表現ができるよう、いったん落ち着いてレベルアップを図っていきたいと考えました。

(とりあえず刺してみるこぎん刺し)

 

◆とりあえず刺し続けてみる
 今回の記事の写真は「とりあえず刺してみるこぎん刺し」と名前をつけて、その名の通りに、手元に残ったサイズもメーカーもさまざまな布にとりあえず刺してみた作品です。図案書を見て配色を試してみたり、図案に頼ることなく刺しながら展開を広げていったりと、自由で間違いの概念が存在しない作品です。間違いも失敗もありませんから、達成感しかありません。そして、同時に限界を感じることもなく、次のこぎん刺しへの意欲がどんどん湧いてくるのです。ポジティブになるこぎん刺しです。
 とりあえず刺してみる作品でもある下のこぎんを刺した後に、もっと大きな布に刺してみたいなと感じました。そしてこの機会でそれをしてみるつもりです。

(とりあえず刺してみるこぎん刺し:約30cm×32cm)

◆文化が染み込んでいる作品を制作していく
 これまでに制作してきたキットの多くは、とりあえず刺してみるこぎん刺しから生まれました。キット6キット7もそうですし、スターターキットもとりあえず刺してみたデザインの一つです。
 とりあえず刺してみるこぎん刺しには、文化が染み込んでいる感じがしています。布の上で繰り広げられる自由で図案に乗っ取られない、それでいてこぎん刺しのエッセンスがしっかりと染み込んだ作品作りに夢中になってみたいと思います。握り寿司にあってカリフォルニアロールにないもの、そこを意識していけたらと思います。 

(スターターキット/キット1)

◆引き続きよろしくお願いします
 minneが休業に入りましても、ご不明点はメッセージでお知らせください。また、Satonobouショップは少しずつ内容を充実させてまいります。休業にかかわらず、引き続きよろしくお願いいたします。

 

Satonobou