アメリカ暮らし8
◆さとの坊のアメリカ暮らしその8
前回の暮らしブログから2ヶ月が経過しました。みなさまこぎん時間は充実していますか?私はというと、秋、冬とBellevue CollegeのCommunicationのクラスを受講していたのですが、今季は休息期間としました。日々のメリハリが不足してきた感があったのも理由ですが、何よりこぎん刺しサークルに関わる時間を増やしたかったです。そして一時帰国に向けてキット開発や7月にBellevueで開催されるJapan Fairに向けた制作時間を取りたいと思いました。他にも大きな理由として、子どもたちの野球、Little Leagueが始まるため、心も時間も余裕が欲しかったんです。(笑)英語の成長は鈍化しますが、しばらくアメリカで生活すると思いますので、ゆっくり頑張ります。
3月末に授業が終わって2週間程は、自分の休暇と子どもたちの春休みで本当に休息メイン、その後ずっと気になっていた材料の整理整頓などをして、キットの新色を試したり、大きなこぎんを触ったり少しずつやりたかったことができるようになり、日々の楽しさが上がりました。それと同時に、1月から子どもたちの送迎を車に変えたことで、日々の運動量が激減し、体力の衰えと精神的な揺らぎが気になり始め、3月末からジョギングを始めました。アメリカのアパート(日本でいうマンション)はジムを併設しているとことが多いようで、私の住むところにも運良くジムがあり、雨や花粉を気にせず運動をしています。走ると頭の中がスッキリして、こぎん時間にも良い影響ばかりです。楽しくなってきたので、来月のSeattle Marathonも10kmコースで申し込んでみました。今の自分のレベルには少し背伸びした距離なのですが、頑張れば届きそうな距離ではありますし、走ることにも意味が出てきますので、頑張ってみます!下の写真はスターターキットの新色です。(途中)

◆サークル開始から3ヶ月!
なんと、サークルを始めてから3ヶ月が経ちました!この2ヶ月で10名以上のメンバーが増え、現在90名近くのメンバーがサークルに参加してくださっていて、そのうち約60名の方がすでに自己紹介を完了くださっています。いろいろなご事情でまだの方もいらっしゃると思いますが、オンラインというお顔の見えない場だからこそ、お互いをよりよく知り、心地よい交流ができるように、ぜひ自己紹介の投稿をお願いします。
⭐︎Instagramサークルアカウントの自己紹介はこちら。
⭐️サークルアカウントへの自己紹介が恥ずかしい、書くことの出来ない事情がある場合は私へのメールへ。(satonobou0515@gmail.com)
安心安全なサークル運営へのご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
そして、最近何より嬉しいのは、サークル活動を行動で引っ張ってくださるメンバーが増えたことです。コラボ投稿をしてくださる方も増えましたし、ストーリーズで共有してくださる方も増えました。メンバーからの質問に写真つき投稿で返事をしてくださる方、なかなか上手くいっていないけどチャレンジしている様子を共有くださる方、様々です。「間違ったのでやり直し」「間違ったけどとりあえずこのまま進んでみる」など、その情報のリアルさがメンバーに安心感を与えたり、励ましを与えていると思います。Instagramは「見せたいもの/魅せたいもの」の投稿が多い場だからこそ、表の投稿ばかりを見てプレッシャーを感じる方もいるようですが、失敗の共有、悩みの共有で「とりあえず刺してみるか!」と心が軽くなる方が出てくるはずです。各自が心地良い内容で楽しみましょう。
そして、イベント出展情報などもどんどん共有してください!オフラインで関わってみたいメンバーのみなさまもいらっしゃるので、その辺りは各自安全を確認いただき、交流をお楽しみください!
◆Satonobouの今後の活動について
今年は7月末からの一時帰国に合わせ、キットや作品を販売予定です。ねぶた祭りに向けた金魚ねぶたキットはkoginbankさん、cocciaさんで取り扱っていただいております。
アメリカでは昨年に続き、Bellevueで開催のJapan Fairに参加し、こぎん刺しを地域のコミュニティで紹介します。また、次の1年は、アメリカでのアート展などに応募する目的で作品作りを進めていこうかなと考えています。こちらはレジャーの一つとしてクラフトが非常に盛んで、自分自身が楽しみ、こぎん刺しや地域に貢献できることがそこにあるのではないかな?と考えているからです。まだどんなアート展があるのか調べてもいないのですが、一時帰国の時にはたくさんの布と糸を買ってこなくては、と今から意気込んでいます。(笑)
一時帰国時の販売は、7月上旬に仮注文を受け付ける予定です。雑貨類は7月にご注文いただいたもののみ販売予定です。来年の夏は一時帰国をしない予定ですので、今年の夏の機会をぜひご活用いただけたらと思います!(冬に帰国するかもしれないのですが、販売の時間が取れる自信がないので念の為お伝えしておきます。)
そしてそして、Instagramで、実際に会ってみませんか?とお誘いしたところ、想像していたよりもたくさんの方から会ってみたい!と回答があり、それぞれこぎんを持ち寄って、本当に会ってみます??なんて思っています。子どもたちと帰国するのでその辺りが簡単ではないのですが、またアンケートをとるかもしれませんので、引き続きよろしくお願いいたします。
◆最後に「図案なしでこぎん刺しを楽しむ」とは?
「図案なしでこぎん刺しを楽しむ」の表現の曖昧さに今頃気付いておりまして。私が頭で描いた意味と同じ意味を汲んでくださる方がいることには非常に嬉しく思っているのですが、まだまだ疑問を持っている方が多いのだなと実感しています。何かしらの道標になるかと思い、下の確認リストを書いてみました。全ての方に当てはまるわけではないと思いますが、一度確認してみてください。役に立つかもしれません。立たなかったらすみません!
①モドコ(こぎん刺しの基礎模様)が頭に入っていない
→基礎模様の図案を見てこぎん刺しを楽しみましょう!
+自分の針が模様のどの位置なのか、現在地を意識します。(次第に図案がただの線ではなくなります)
②モドコは頭に入っているが、一種類のモドコの連続模様を図案を見ずに(頭で考えながら)刺せない
→連続模様の図案を見ながら楽しみましょう!基本の動きや考え方が見えてくると思います。
+自分の針の現在地を意識します。モドコ一つ一つを一つのまとまりとして捉え、どのモドコのどの位置にいるのかを意識します。(始めは図案のモドコを色分けして、捉え方を身につけると、図案の見え方が変わってきます)
③一つのモドコの連続模様を図案を見ずに(頭で考えながら)刺せる
→図案なしで刺せると思います!おおまかなデザインを頭や紙に描いて、やってみてください!
+一つのモドコを接続して(少し改造して)斜めに繋げ、流れの練習をするのもいいかもしれません。また、複数の大小さまざまなモドコを隣り合わせに刺してみるのもいい経験になります。
④複数のモドコを複合した模様を図案を見ずに(頭で考えながら)刺せる
→図案なしで刺せます!よし!と思ったらグイグイ行きます!途中、辻褄合わせの必要に迫られた時はぜひ、新たな模様の誕生じゃー!と思って進んでみてください!
「図案なしでこぎん刺しを楽しむ」のポイントは、「頭を使うこと」です。図案を用意しないことは、「全体図案を用意しない=行き当たりばったりを楽しむ」、ということであって、koginbankさんのモドコDBや、基礎模様の掲載された図案集を手元において組み合わせを考えながら刺すことはその楽しみのサポートになります。また、模様の組み合わせから構成されたデザインを、図案集やキットなどを利用して刺してみるのもいいと思います。私自身、東こぎんの模倣を機に、こぎん刺しの世界がぐっと広がり、行き当たりばったりのとりあえず刺してみるこぎんを楽しめるようになりました。
え?なに?さとの坊の言っていること、意味がわからないぞ、、、と思った方、、、出来たら絵にしてみます。出来ますように。。。願ってください!
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