こぎんサークル2025[11]
◆こぎんサークル2025[11]6月の活動紹介
更新しないうちにサークル活動が終わってしまう...と焦っていますので早速6月の振り返りをしていきます!Instagramを日常的に使用する習慣のない方もたくさんいらっしゃるなか、メンバーのみなさま、更新遅くなり申し訳ありませんでした。
◆6月にサークル用アカウントで共有した事項
共同投稿(Instagramでご自身のアカウントとサークルのアカウント両方に同じ投稿が表示される仕組み)をしてくださるメンバーがひとり、またひとりと増え、増えるごとにそれらはメンバーへの安心感になり(と信じています)、メンバーと共有する写真が増えると「ちょっと針を持ってみるか」と心が動きますよね(私考ですが)。サークル一番乗りで共同投稿くださった方には心から感謝しています。6月も共同投稿がアカウントを盛り上げてくれました。
【018】メンバーからの質問(6月2日)
糸の色を変えて刺す時ってどうしてますか?刺す順番とか、糸の処理とか、試行錯誤してます...
▶︎「モドコごとに色を変える...」、「縦のモドコで色を揃える場合は横にこだわらない方が裏の糸処理が楽...」と経験共有くださるメンバーに恵まれ、現状を共有した上で「再トライしてみます」とコミュニケーションする様子も見られ、管理人として嬉しい景色でした。私も「一筆書きをイメージして刺す」とコメントしてみましたが、こういったときに写真と合わせて説明できたらいいですよね。Instagramではこの辺りが少しサークル運営に難しさがありますが、なんとか言葉で伝えてみようという意欲がこれまた楽しかったりしますよね。
【019】メンバーからの質問(6月11日)
間違えてばっかりで図案通りにいかないのが悩みです。間違えないコツがあれば知りたいです。
▶︎こちらには共感するコメントが続きました。また、裏を見ることを提案してくださる方がいました。私からも「裏側から見ると間違いに気付きやすい」とコメントさせてもらいました。この、間違いに気付くポイントに関しては、以前ワークショップをしていたときにこの話で盛り上がったことがあります。間違わないことは不可能でも、早めに間違いに気付くことを工夫したいですよね!笑
個人的に、これは脳や視覚的に説明できるのではないかと考えていたのでAIに聞いてみました。もちろんAIの解答が正解とは限りませんが、面白いので一部共有しますね。
1. 脳の「パターン補完」
人の脳は、見慣れた模様やパターンを自動的に補完しようとします。
こぎん刺しの表側は「模様」がはっきりしているため、多少のズレがあっても脳が「正しい模様」として解釈してしまうのです。一方、裏側は模様が揃っていないので、脳が補完しにくく、ちょっとしたズレも「違和感」として目立ちます。
▶︎こぎん刺しは裏も模様が揃っていますが、こぎん時間のほとんどが表を見ているので、「補完」には個人的に納得です。新しい街に来た時にあれもこれも注意深く見るのと似ていて、裏を見る時は一度目が覚める感覚になるのかなと思っていました。
2. 視覚の「コントラスト効果」
こぎん刺しには “布目に沿って並んだ糸の規則性” が表では模様として強調され、裏では規則性の乱れとして目立つ、という仕組みですね。
3. 注意の向け方
表を見ているときは「模様全体」に注意が向きます。裏を見たときは「糸の一本一本」に注意が向きやすいため、細かな間違いを拾いやすくなります。
4. 手仕事特有の「確認バランス」
刺し子や織物などでは、職人さんも「裏を見ることで狂いを確認する」ことがあります。裏はごまかしが効かないので、仕上がりの正確さを測るチェックポイントになっているのです。
まとめると:
表 → 脳が模様を自動補完 → 間違いに気づきにくい
裏 → 単純な糸の流れ → ズレが目立ち、違和感を感じやすい
間違いに後から気付かないように裏を見てみよう!と思いますね!同時に、脳がパターン補完をしてくれるなら、少しくらい間違ってもいいか、と怠心が生まれたり生まれなかったり。笑。質問くださったメンバー、回答くださったメンバーのみなさま、楽しい考察経験を与えてくれてありがとうございます。
質問【017】への回答を共有(6月11日)
(ふっくら刺したいのですが、糸の引き加減がよくわかりません。また、力の入れすぎなのか、ずっと刺していると、針を持っているところが痛くなります。正しい運針の仕方や、指ぬきの使い方も学べたらと思っています。糸が歪んだりねじれたりせず綺麗な目になるように工夫していることはありますか?)
▶︎実践的なアドバイスや経験共有をしてくださいました。「生地に糸を乗せるように刺しています」というイメージしやすい表現、とてもわかりやすかったです!
【020】メンバーからの質問(6月17日)
今まで予め図案が用意されたキットでWSで作成したので、自分で図案を考えるのが難しくもあり、でも楽しみ
(管理人より以下補足)オリジナル図案を考えるコツなどのコメントをいただけると嬉しいです!
▶︎こぎん刺し教室の課題を共有くださったり、キットを共有くださったり、具体的な行動を取れるようなアドバイス、経験共有をしてくださいました。今回コメントくださったメンバーの方はいつも惜しげなく情報や経験共有をくださりサークルの質問投稿への貢献度は非常に大きいです。いつもありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。そして、各質問へのコメントにいいね!で応答くださっているみなさまもありがとうございます。コミュニケーションが増えるほどサークルの密度が高まり、活性化し、より知りたいことを質問したり、回答して価値が高まっていきます。12月には解散したくないと思えるようなサークルになればいいなと思っています。
【021】メンバーからの質問(6月30日)
I'd be curious to know everyone's preferences about thread/needles/fabric. I'm always amazed at the variety of objects available in Japan while I have very little choice in France (even though I see that a lot of people use DMC threads, but it can get expensive !).
And also, how to turn pieces into usable accessories, I've put some small patterns on pins and I found it fascinanting how some people can make purses, bags, or clothes like obi belts using kogin fabric.
(日本語訳)
みなさんが普段どんな糸や針、生地を使っているのかも、ぜひお聞きしてみたいです。日本では本当にたくさんの種類の道具があって、いつも驚かされます。一方で、フランスでは選べる種類が少なくて…。DMCの糸を使っている方は多いのですが、ちょっとお値段が張るんですよね。
それから、作品をどうやって実用的な小物に仕立てるのかにも興味があります。私は、小さな図案をピンバッジにしてみたことがありますが、こぎん刺しの布を使ってバッグやがま口、帯などのお洋服に仕立てている方を拝見すると、本当に素晴らしいなと感動します。
▶︎フランス在住のメンバーからの質問でした。日本以外の国で暮らすメンバーも一定数いますが、材料確保は大きな問題の一つです。トロント在住のメンバーからの実情交えた海外で手に入る材料や作品についてのコメント、日本国内のメンバーからのコメントがありました。私自身も海外で暮らしているため、2026年にはこちらの問題にも取り組んでみたいと思いました。
7月、8月は管理人の休暇事情により質問投稿が少なめでしたが、できるだけ早くこちらでも共有していく予定です。
◆サークル参加方法
・Instagramアカウントお持ちの方:@koginsurukai2025
サークル用アカウントをフォロー▶︎アカウントはこちら
※安全と安心を守るため非公開になっています。不審な言動を確認した場合即ブロックします。
・Instagramアカウントお持ちでない方/Instagramを通さず参加する方:
①お名前(苗字または下の名前)、②好きなモドコ、③チャレンジしたいこと、④質問や相談(無ければ省略可)を下記メールまでお送り下さい。
さとの坊メールアドレス:satonobou0515@gmail.com
安全確保のため、参加される方は必ず自己紹介をしてください。
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◆参考資料(PDF資料)
青森県立郷土館の1976『刺しこぎんと菱刺し』のPDFページ→PDFページはこちら
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