Kogin Motif Collection

Kogin Motif Collection

◆Kogin Motif Sampler
 この春制作を始めたこぎん刺しサンプラーのPDFがついに完成しました。作っているうちに伝えたいことが増え、追加の模様を刺しているうちに季節も移り変わり、1部構成から2部構成に、そして3部構成で完成となりました。早速内容をお伝えします。(現在英語版のみ提供していす。)


 お伝えしたとおり、今回のKogin Motif Sampler Vol. 1は、3部構成です。
 Part 1では、伝統模様とそのバリエーションを含む69個の模様を紹介しています。図案のままに刺してタペストリー等に仕上げたり、模様の見本帳として活用していただけます。それぞれの模様には、分かる範囲で名前や意味などを載せています。模様の名前には地域の方言の影響が感じられるものもあり、ちょっとした小話も加えました。こぎん刺し文化にとの距離が少し縮まるといいなと思います。

 Part 2では、35個の小さな模様や、Part 1で紹介した模様の中にある小さな要素を紹介しています。ぱっと見たときには複雑そうに見える模様も、「どんな模様の組み合わせかな?」という視点で見ると安心して刺せると思います。こぎん刺しのシンプルさをこのパートで少しでも経験していただけると嬉しいです。

 Part 3では、小さな模様の組み合わせ方や、刺し方を変えることで模様の印象がどのように変化するのか、15個の例を紹介しています。Part 1にも登場する模様が2つ含まれているので、前に戻って見比べることもできます。これは、伝統模様が実際にこの方法で生まれたことを示すものではありませんが、「隣り合わせにする」「ひとつの模様として再構成する」といった見方の面白さを感じてもらえると思います。こうした見方を知ることで、自分で模様を組み合わせるときの選択肢も広がるのではないかと思い、Part 3に加えました。


 

◆おすすめの材料(代用品)
 海外にお住いの場合、こぎん刺し用の材料が手に入れづらい方が多いと思いますが、前回のブログで代用品について案内していますので、ぜひこちらを参考にしてみてください。また、海外でこぎん刺しを楽しんでいる方が利用されているお店もあらためて紹介できたらいいなと思っています。

◆制作背景
 以前から模様の見本帳の便利さは実感していて、インスピレーションを得るための布として活用していました。刺してみたいという声をいろいろな方からいただいていたので、当初は私が普段眺めているものと同じ内容を図案にしようと思って刺し始めました。ところが、こぎん刺しの面白さを味わうにはあれも、これも、それもあったほうがいいな!という気持ちから自然と増えていって、用意した布いっぱいに入った模様を紹介する、というところで落ち着きました。
 さらに面白いことに、模様にのめり込んでいるうちに、「これらの模様を一層楽しんで理解するには模様の構成を見た方がいいな」と、Part 2へ派生しました。要素が見えるのは模様単体を刺すときの針の現在地を認識するのにも役立ちますし、自分自身で大きな作品を制作するときにも役立つと思います。私自身、単色で図案を用意せずに刺すようになったときに、頭の中で「何をしようとしているのか」や、「今どんな選択肢があるのか」を意識できるのはこの構成や現在地の認識が役立っていると自覚しています。
 そしてPart 2で終わらなかったのは、上の説明にも書いた、「小さな変化」の面白さを実感した方が、こぎん刺しがますます面白くなると思ったからです。津軽弁で「少し」は「わんつか」、こぎん刺しはこの「わんつか変える」繰り返しによって、さまざまな模様やデザインが表現されているように思います。その変化は、見て理解するよりは刺して理解する方が楽しい!ということでPart 3を用意しました。
 実は連続模様があった方が便利なんじゃないか..などと考えていたのですが、それは続編で紹介できたらいいなと思っています。こぎん刺しの刺し方を紹介したKogin Basicsを購入された方は、こちらのサンプラーを活用してご自身でアレンジできるかもしれません。
 すでに購入くださった方もいらっしゃいますが、ご不明点はいつでもお知らせください。一緒にこぎん刺しを楽しんで行けたら嬉しいです。


◆ショップ、取扱店
・Etsy 
こちら
・koginbank こちら
・Tue(委託販売) こちら
・minne こちら

▶️材料研究ブログ

▶️Instagram(動画などでこぎん刺しのシンプルさ、面白さをお伝えしています)


Satonobou

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