大きめこぎんを作ってみる会?

◆ぼちぼち活動を再開します
 
今週末で、アメリカに来て1年になります。生活基盤が整い、ようやく平日に私の時間を持つことができるようになりました。ということで、これまでの1年間セーブしていたこぎん刺し活動を増やしていきます。まだざっくりとしていますが、大きめこぎんを作る会(仮)について考えている内容を文字に起こしてみます。

◆大きめこぎんを作ってみる会(仮)
 これからますますこぎん刺しを楽しむためにちょっと頑張ってみる!と言う感じです。

・開始予定時期:2025年1月頃

・目的:こぎん刺しの伝統模様の柔軟性を知り、魅力を感じ、こぎん刺しの奥深さを知り、より一層こぎん刺しを楽しんでいくため

・目標:
①こぎん刺しの伝統模様を楽しむ
②図案を用意しなくても布一面が伝統模様でいっぱいになることを経験する
③今まで刺したことのない大きさの布に挑戦してみる
④頭を柔らかくして肩の力を抜く(素晴らしい経験になります)

・布の大きさ:自由。自分にとって挑戦が感じられる大きさであれば自由(糸も模様も種類も自分の好きなもので楽しむ)
※どうしたらいいかわからない場合は私でよければいくらでも相談に乗ります。

・この会を始めようと思った経緯
 先にこちらのブログを読んでいただければと思います。10年近くこぎん刺しをしてきて、下の作品作りほど楽しかったことはありません。全く何も考えずに作ったわけではなく、お話をいただいて、しばらくの間はずーっと頭の中でイメージを膨らませていました。メインの模様の大きさや、ブランケットとして使用するときの模様の見え方など、事前に数枚の布で確認作業を行い、答えがない中で自由に制作させていただきました。こんなに楽しいこぎん時間が存在することを知ってほしい、それが最大の理由です。

 
 基礎模様を軸に刺していると、辻褄の合わないところがやってきます。辻褄が合わない時に、基礎模様の動きの中から次の手を選び、思い切って刺し進めてみます。それが数段続き、気がつくと、辻褄合わせから自ずと新たな模様が生まれることがあります。伝統模様に縛られて生まれた模様は、伝統模様の中に居て何の違和感もなく、歪みに感じられた部分も、少し布から離れ、時間が経つと、「こう言うのもいいものだな」とふわっとこぎん刺しに対しての心の広がりが感じられます。
 伝統模様の動きに縛られることはある意味受動的ですが、歪み(一定のリズムで進めなかったり、対照模様が作れない場面)が発生した時に自分で次の一手を決めていく部分は能動的で、その一連の流れから生まれる模様には感動があるかもしれません。一度経験した身でありますので、私に何かしらお手伝いができるのではないか?と考えて、今回お誘いをしました。

・どのように会を進めていくのか
 考え中です。Instagramで色々とアンケートを取らせていただいて、静かに楽しみたい方もいれば、交流多めに楽しみたい方もいると思います。なので、基本的にはそれぞれ自由に楽しんでいきたいと思っています。でも、困った時には一人じゃないよ相談できるよ、という安心感を提供したいと思っています。
 そして、制作目的や目標、期限があった方が、最後まで制作を進められると思いますので、無理のない範囲で設定できたらいいなと考えています。ただ、完成した時には気付きや喜びを共有し合えたらと思っています。

 今日のブログを読んでお気付きかと思いますが、、、何も決まっていません!あの楽しさや喜びに出会ってほしい!という意欲はあります。今後参加検討されている方にはアンケートをとったり、実際に会を始めてからもご相談するかもしれませんが、事前に私のスタンスをご理解いただけたらと思います。

 ◆デジタルデータ図案販売について
 最後にお知らせです。これまでに販売してきたキットで可能なものをデジタルデータ図案として販売しようと考えています。これまでの販売実績等を加味してデザインを決定していきますが、リクエストがあります場合にはお気軽にお問い合わせください。
※恐れ入りますが、ブックカバーキットはデジタルデータ図案での販売を予定しておりません。

 どうぞ引き続き、よろしくお願いいたします。


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