アメリカ暮らし6
◆さとの坊のアメリカ暮らしその6
2024年も11月後半になりました。前回のブログの流れに乗った生活を送っています。いよいよ雨季が始まりどんより空の日が増えてきました。高緯度のSeattleエリアは、日照時間が短くなる冬の間、季節性感情障害 (Seasonal affective disorder/反復性冬季うつ病)を発症する人がいることが知られているようです。昨年経験した憂鬱は新生活の緊張からくるストレスが原因だと思っていましたが、こちらも大いに考えられますね。改めて太陽をお天道様と呼びたくなりました。どんより空の話をしていたら内容までどんよりしてきました。一旦抜け出しましょう!(笑)
◆自分だけのコミュニティ
今年の秋はBellevue Collegeのクラスを受講しているおかげで随分と充実した日々を送っています。週に2回、環境問題をテーマに様々な背景を持ったクラスメイトとディスカッションをしています。元々はアメリカでのこぎん活動に向けて英会話の自信をつけたいと思って参加しましたが、今はそれとは違った恩恵を感じています。もちろん英語の実践の場としての効果も実感していますが、それ以上に考える時間、学ぶ時間の心地良さを思い出せたのが大きいです。深く深く深く考えるのって、すごく楽しいですよね!考えることに苦労する時間もあり、どれほど長い間ぼんやりと生きてきたのかと自分に呆れることもありますが、温かくプロフェッショナルな先生と、目標を持って情熱的に授業に取り組むクラスメイトに恵まれ、心の中に様々な色に輝く光を感じています。
授業に参加している学生全員がそれぞれの考えを尊重し合い安心して発言できる空間、私自身、こぎん刺しを軸にそういった関係を築いて行けたらいいなと、新しい目標も生まれました。家族とは切り離された自分だけのコミュニティを持つことが精神的な健康にこれほど寄与するのかと、その部分にも感謝しています。
◆今後のさとの坊としてのこぎん刺しコミュニティ
今のクラスは年齢も出身国も職業も様々です。教師、心理学者、ジャーナリスト、医者、デザイナー、エンジニア、これまで色々な経験をしてアメリカに暮らしている人ばかりですが、クラスでの関わり方は当然フラットです。今回の経験からも、これまでと同様、こぎん刺しの経験時間や年齢に関係なく、一緒にこぎん刺しを楽しんでくれる方と出会っていけたら嬉しいなと改めて実感しました。それぞれの得意を共有しあったり、それぞれの視点から一つの物事に対して考え方を述べ合うのってすごく楽しいと思っています。
そして、"In the spirit of staying positive and looking for solutions."(前向きな姿勢で、解決策を探す)この考え方で意見を出し合うのも魅力を感じています。困難な時も、半歩でも前に進めたらいいなと思っています。
◆今後のさとの坊としてのこぎん刺しとの関わり方
最終課題が環境問題に対してのプレゼンテーションなのですが、こぎん刺しと絡めて発表することにしました。こぎん刺しの魅力を環境問題の側面から考える機会に恵まれたこと、有り難い限りです。こぎん刺しを始めて10年ほどが経ち、自分の未来のどのあたりまでこぎん刺しと付き合っていくのかわからなかったのですが、あと数年はこぎん刺しと関わっていられそうだなと思いました。こんな感じでさとの坊の未来を描いております。
PDF図案は今しばらくお待ちください。課題が終わったら始めます。この図案から準備してほしい、この作品はPDFにするの?といったリクエストやご質問はは、こちらからどうぞ。(お問い合わせフォーム準備しました!)
▶️材料研究ブログ
▶️ショップ(今後、PDF図案を充実させていく予定です)
▶︎金魚ねぶたキット図案・説明書のデータ販売
(作品例に図案見本を追加しました)
・優しい顔の金魚ねぶた minne販売ページ
・勇ましい顔の金魚ねぶた minne販売ページ
▶︎金魚ねぶたキット(フルセット) koginbankさんオンラインショップ
▶️Instagram(動画などでこぎん刺しのシンプルさ、面白さをお伝えしています)
Satonobou