一時帰国後の憂鬱

◆一時帰国後の憂鬱
 ひどいタイトルですみません。(笑)Japan Fairの翌日から7月末まで、1ヶ月弱一時帰国をし、先日ベルビューに戻ってきました。夏の気候は、こちらの方が快適です。朝は20度を切り肌寒く、昼は30度近くまで上がりますがカラッとしています。日本で盛大に汗疹を作った子どもたちの肌も一気に回復しそうです!
 心がすっきりしないのは時差ボケのせい?と、この数日ゆったり過ごし、気分転換に一昨日は子どもたちとおやつのアイスクリームを買いにお散歩に出かけました。昨日はアメリカで出会った友人家族と久しぶりの再会、少しずつ心に余裕が戻ります。友人がいなかった昨年秋、初めてアメリカに来た日を思うと、なんて幸せなのだろうと思います。
 それでも日本で過ごし、すっきりと晴れた心が少しもやっとし始めたのを感じます。その正体は何だろう?

◆自分ごとを増やしていく
 その正体は、アメリカ生活での自分ごとの少なさ、なのかなと、Japan Fair、一時帰国の2つのおかげで気が付きました(他にも原因はあると思いますが)。この2つは、私個人がさとの坊/Satonobouとして久しぶりに全力で活動した出来事です。Japan Fairに関しては改めて書きますが、アメリカ生活でこんなに素晴らしい時間を過ごしたのは初めてでした。運営の方々との距離感も、パリや横浜でのイベントよりも近く、大規模で充実した内容ながらアットホームで、来場客の伝統に対するリスペクトなど、Bellevueでこのようなイベントが存在していることを本当にありがたく思いました。自分のブースでたくさんの方とおしゃべりをしながら、「イキイキいしてる!」と実感するとともに、もう少しアメリカで頑張ろう!と思えたのは、一時帰国の前日と前々日だったのです。(笑)それがなかったらアメリカに戻れなかったかも...。

◆当たり前の上書き
 アメリカに来て11ヶ月目を迎え、そう言えばエレベーターなどで世間話ができるようになっていたりと、言語の成長を実感する機会がありました。アメリカに戻ってすぐにAmazonで注文したハンドソープやボディソープは天地無用度無視で梱包され、ハンドソープの4本中2本が空っぽ、食洗機の洗剤は6箱セットを頼んだのに1箱しか入っていないという珍事。それでも、こんなことには慣れてきました。返品大国なので返品もとても簡単です。時間の無駄、流通の無駄、人件費の無駄、製品の無駄、環境への悪影響、色々残念ですが、気にしていたら生きていられない、ここは日本ではない、ということを体も頭も学んでいました。もう「初めて」のアメリカ生活ではないのか、とちょっとホッとしたりもします。小さな壁を乗り越えながらここまで来たことも嬉しくなります。

◆これからの目標を据える
 夫が人生に据えた目標の一つが「アメリカで働く」でした。そしてその目標を達成して現在我が家はアメリカで暮らしています。少しくらい私の仕事に関しても協力してくれたらいいのにと思う機会がありますが、メンタルが強靭な夫には私の弱気な心や不安が全く理解できないようで、「そこは頑張るしかないね」と言われて終わりです(笑)。そういう心の持ち主なので仕事ではおおらかに失敗を繰り返し、日々成長しているようで大いに尊敬しているのですが、心の弱い私はその一言でため息が出たりします。(笑)
 それでも、Japan Fairでたくさんの出会いがあったおかげで、アメリカでの活動目標を持つことができましたし、一時帰国の販売でたくさんの方にご注文いただいたおかげで来年の一時帰国に向けてキット制作を頑張ろうと思えました。向かうもの(目標)があるとやはり元気ですし、生活基盤が整った2年目以降は、こぎん時間をもっと充実させて、楽しい!を感じる時間を増やしていきたいと思います。ここで改めて、こぎん刺しを通して関わってくださるみなさまのおかげで日々の喜び、生き甲斐があることを感謝いたします。ありがとうございます。
 日本のみなさま、楽しい夏をお過ごしください! 

 来年の一時帰国はワークショップをしてみようかな?!?!楽しいことを考える時間、増やしていかないとですね!!

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Satonobou