こぎん刺しキット4

◆スキルアップキット4
 今回より、ひとつのキット内に複数の布が登場するようになります。好みや興味を優先していただければと思います。今回は麻布のこぎんドゥエル、綿布のコングレスをお選びいただけます。

◆難易度やポイント

 難易度は3です。古作こぎんのエッセンスを取り入れたキット2キット3の延長ですが、キット3にはなかった連続模様の折り返しの引き出すを増やすデザインにしました。参考にしたのは、上記、東こぎんを模した作品のエックスになっている囲み模様の交差部分です。こぎん刺しの中心は菱形になることが多いですが、交差部分も研究してみると奥深く、表現の幅が広がるように思います。ぜひキットでお楽しみいただき、その先にある模様をデザインしてみてくださいね。また、色を分けて楽しまれたあとは、ぜひ単色でお試しください。模様の現在地がわかってくると、複数の模様を構成してこぎん刺しをするのがとても楽しくなると思います!

 

◆材料紹介
津軽工房社こぎんドゥエル(麻布)
 模様が縦長になります。織り糸に揺らぎがあり、個人的にその部分に刺しやすさを感じています。織り糸を弾くように刺し進めると、織り糸を割らずに刺していけると思います。色々な色がありましたが、状況が変わるようですので、津軽工房社さんのSNS等で確認されてみてください。

コングレス(綿布)ナチュラルフレームの作品
 模様は縦横等比になります。織り糸が動きづらく刺し心地は硬い印象ですが、手仕事ファンさんの糸は通りがいいのでストレスなくお楽しみいただけると思います。最近はカラーコングレスの廃盤が続いています。時代が変わっているようです。

手仕事ファン手染めこぎん糸
 全ての配色で手仕事ファンさんのこぎん糸を使用しています。マットな質感でカジュアルに仕上がる印象。発色が強すぎず、多色使いを楽しむ際に糸同士が喧嘩をせず馴染みが良いです。購入しやすい価格帯というのもおすすめですが、お人柄にも惚れております。(染めていただくお願いを何度もしています。)


経験できること(=こぎん刺しを楽しむ引き出し)
⚪︎囲み模様の左右の角を経験する
⚪︎囲み模様の頂点の経験をする
⚪︎2種類のモドコを組み合わせた斜めの模様を楽しむ
⚪︎色の組み合わせを楽しむ
⚪︎麻布(こぎんドゥエル)の特徴を知る
⚪︎コングレスの特徴を知る
⚪︎手仕事ファンこぎん糸の特徴を知る
⚪︎アイロンをかけて作品が整うことを知る
⚪︎部屋に飾るとついつい毎日見てしまう喜びを知る
⚪︎デザインする引き出しが増えたことを知る
⚪︎(ぜひ感じた経験を追加してみてください)

こぎん刺しキット4 販売先リンク
⚪︎図案と布セットはこちら
⚪︎図案と布と糸セットはこちら

 引き続き楽しいこぎん時間をお楽しみください。

Satonobou