こぎん刺しキット鯉のぼり2023

◆こぎん刺しキット鯉のぼり2023
 いよいよ明日はこどもの日ですね。季節を楽しむこぎん刺しキット、昨日は鯉のぼりキット2021をご紹介しました。本日は、6歳息子の「鯉のぼりみたいな鯉のぼりを作って」というリクエストに応えた、鯉のぼり2023をご紹介します。布は津軽工房社さんのこぎんドゥエルまたはTsugaru、糸は手仕事ファンさんのこぎん糸です。
 こどもの日に販売開始予定です。来年に向けてゆったりとお楽しみください。

(試作2号)
 
◆難易度やポイント

 難易度は2。鯉のぼり2021よりもモドコ(基礎模様)の並びが規則的でないためないため難しく感じるかもしれませんが、モドコ別に色分けをしたカラー図案をご用意、おすすめの刺す順番等解説をたっぷり載せた説明書をお作りしましたの。どうぞ安心してお楽しみください。針の現在地を意識する練習にもなりますので、古典的な作品を楽しまれる際の図案の捉え方を養う面にも貢献できると思います。 

(理想に近付いてきた試作3号)

◆材料紹介
津軽工房社こぎんドゥエル/Tsugaru(麻布)
 織り糸が単色のドゥエル、経横の織り糸が異なるTsugaru、刺し心地に変わりはありませんが、色の雰囲気や価格が異なります。またTsugaruは経横の織り糸の色が異なるため、織り糸の揺らぎで段を誤りやすい方も、織り糸の色が補助線(印のよう)になり、段を誤ることが少ないと思います。うぐいす色のこぎんドゥエルは、想像以上に糸色を尊重して前に出てこない絶妙な色味で素敵だといつも感じています。

手仕事ファン手染めこぎん糸
 今回の布をはじめどんな布でも相性良く楽しめるふっくら滑らかなこぎん糸。色が豊富なため、配色を楽しむキットになくてはならない存在です。また、カジュアルな印象になるため子どもをテーマにした作品にもぴったりです。

(ほぼ完成品の試作4号)

 

経験できること(こぎん刺しを楽しむ引き出し)
⚪︎こぎん刺しで季節を楽しむ
⚪︎さまざまなモドコが不規則に並んだ図案を一色で刺す(経験値UP)
⚪︎色の組み合わせを楽しむ
⚪︎津軽工房社こぎんドゥエル、Tsugaruの特徴を知る
⚪︎手仕事ファンさんのこぎん糸の特徴を知る 
⚪︎こぎん刺しで楽しめる世界の広がりを感じる
⚪︎(楽しまれた後に追加してみてくださいね)

(原案と試作1号=我が家の鯉のぼり)

◆制作秘話
 息子に頼まれ、「いいよ〜!」と喜んで返事をしたものの、刺せど刺せど歪さが抜けず、納得のいく形になるまでに2ヶ月、6つの作品を刺してようやく完成しました。こうやってキットが完成してみると、第一号の作品が可笑しすぎて愛おしさすら感じます。原案も、よくこれで息子はOKを出してくれたな?と不思議でこれまた笑ってしまいます。
 刺しながら形を整えていく(布に記録を残していく)のは、時間もかかりますし、材料も消費するため物質面だけ考えると勿体無いのですが、刺しながら色々と考えたり想像する時間浮かんでくるアイディア色合わせの経験値キット説明書の密度、丁寧に作っていくことで、価値が育まれていると実感しています。 

 

◆こぎん刺しキット 鯉のぼり2023販売先リンク
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 引き続き楽しいこぎん時間をお楽しみください。

Satonobou